『スナックワールド』シリーズを始め、『妖怪ウォッチ』シリーズ、『イナズマイレブン』シリーズなど、数々の作品を世に送り出すレベルファイブは、今年2018年で創立20周年を迎えます。そこで情報誌の『日経トレンディネット』では、レベルファイブ社長の日野晃博(ひのあきひろ)氏のインタビューを掲載。決して表にには出ないレベルファイブ社内の事情なども掲載していることから、ファンにとって感慨深い記事になっている。

日野晃博(ひの あきひろ)

同誌のインタビューでは「(2017年は)会社の課題が浮き彫りになった1年でした。」、「ゲーム開発における管理が甘くなるという、レベルファイブの弱点とも言える部分も浮かび上がってきた。」という切実な内部事情を語っている。

日野社長「成長に社内の体制がついていけない。」

前述の通り「ゲーム開発における管理が甘くなる。」とした日野社長。思えば『スナックワールド』シリーズでも、3DS版スナックワールド トレジャラーズの発売延期や、スマホアプリ版スナックワールドの大幅な配信延期。さらに稲船敬二氏との開発タイトルである『ドラゴン&コロニーズ』の大幅な配信延期などといったトラブルが相次いでいる。

このようなレベルファイブ内部の問題について「それを頭で分かっていても体で分かっていない。」、「自分たちの置かれた立場がいかに重要か、まだ理解しきれていなかったんだと思う。」と語っている。これらの対策として日野社長は以下のように語っている。

現在、会社の意識改革を促すような施策を、次々と打っているところです。新人教育にもかなり力を入れていますし、プロジェクト管理にしても、いろいろな新部門をつくって、スケジュール管理の精度が高くなるような組織に変えようとしています。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/021400099/032300020/?P=2

そういう中で、僕個人としてもかなり無理をしている面があるのですが、面白い提案をいただいたら、自分の許容範囲以上でも引き受けてしまう。ちょっといかんなとは思いつつ、やっぱり自分でやりたいと思ってしまうので。僕をサポートしてくれるような人間を今、社内でつくり始めていますが、自分の分身のような、ビジネスとクリエーティブの両面で立ち回れる二刀流の人材を育てるのは、なかなか難しいんですよね。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/021400099/032300020/?P=2

ドラゴン&コロニーズ

日野社長「スナックワールドは苦戦した…。」

日野社長は「(前述の話を踏まえて)スナックワールドは苦戦した。」、「(スナックワールド トレジャラーズの)発売日は(トレジャラボックスやクロスメディア戦略の兼ね合いから)絶対にリリースしなければならないタイミングからズレでしまった。」、「準備がもう1年足したかったという感じでした。」と語っている。

これまでの話の通り、クロスメディア戦略をとる『スナックワールド』シリーズにおいて、タカラトミーが発売する『トレジャラボックス』シリーズ、テレビ東京で放送しているアニメ版『スナックワールド』、タカラトミーアーツが開発する『ジャラステ』など、様々な会社との連携がとれていないと、その効果を最大限に発揮することは難しい。

これについて「もっとクイックな展開ができれば、(スナックワールドの)ブームを盛り上げられた。」、「(でも)まだ(スナックワールドは)これからだと思っています!」と、シリーズ続行に意欲を見せている模様。2018年4月12にはNintendo Switch版スナックワールド トレジャラーズ ゴールドの発売を控えているだけに、是非ともその意気込みをユーザーにぶつけてきて欲しい!

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